情報子概論 Ⅱ-2. 遺伝子とは何か?

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情報子概論 Ⅱ-1.『情報』の定義へ戻る

Ⅱ. 情報の本質『情報子』
2. 遺伝子とは何か?

地球上に存在する生物の多くが自らのハードウェアとOS(オペレーティングシステム)の設計図である遺伝情報の伝達手段としてDNA(デオキシリボ核酸)を用いている。

遺伝子とは、遺伝形質を発現させる因子、あるいは遺伝情報を伝える一つの単位のことである。その実体は、形質としてのたんぱく質を合成するために使われる限定区画内のDNA塩基配列だ。(より正確に言えば、転写産物を作るために使われるDNA配列のことであり、プロモーターやオペレーターといった塩基配列自身が機能を持っている配列も遺伝子には含まれる。)

DNA塩基配列は、遺伝暗号から生化学的にデコードされてアミノ酸配列になり、それが折り畳まれてたんぱく質が合成される。塩基配列の違いは、それに基づいて合成されるたんぱく質の違いとなる。遺伝情報は生殖細胞のDNAを運び手として親→子へと伝達される。ヒトのDNAはおよそ30億の塩基対いで構成されていて、その中に10万種の遺伝子があるとされている。(機能していない部分はジャンクDNAと呼ばれている。ヒト主観では不必要に見えるジャンクDNAがなぜ在るのかと疑問に感じる人も多いだろうが、それについては後日の投稿にて解説する。)

遺伝子の定義
「遺伝子とは、生物の形質と本能の、伝達と複製の基本構成単位である。」

生命は極めて高密度な情報パッケージであり、DNAは効率的な情報パッケージングシステムである。DNAは磁気ディスクや光ディスクと比較すると桁違いの超高密度大容量記録媒体である。しかも自己複製機能まで保有している。

 →情報子概論 Ⅱ-3. 模倣子とは何か?へ続く

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